やむろぐ

すきなものちまちまつまみぐい

映画版「TOP HAT」のこと

12月の公演から約三か月、
やっと!フレッド・アステアさんご出演の"元祖"「TOP HAT」を鑑賞しました!

全編モノクロの映像なのですが、出てくる場面のどれもが去年舞台で観たそのままで、
監修本当にちゃんと出来てる…凄い…!と思ったばかり。
冒頭の「小説家クラブ」のシーンは本当にそのまんまだったのでびっくりしました…

それと、アステアさんのジェリーは本当にかっこいい上、
どこでもサクッとタップダンス(しかも結構激しめ)ができるのも凄いなぁと。
ジンジャー・ロジャースさんのデイルも可愛いかった…

馬車のシーン(舞台版だと「I'm Putting All My Eggs in One Basket」のシーン)の、
ちゃっかり運転手に成りすましてデイルに近づこうとするジェリーが一番良かったんだ…
つれない態度をとるデイルもまた…今まで見てきた中で個人的に一番好きなイチャイチャシーンです(笑)

この二人の役を坂本さんと多部さんがやってたんだなと思うと感慨深いものが…
本当にキャスティングスタッフのみなさんに敬意を表したい…

ホレスのどこかダメな感じ(!)やマッジの姐さんっぷり、名キャラ執事ベイツ、
そして忘れちゃならない我らがアルベルト(笑)彼のうさん臭さ(!)などなど…それぞれ元祖でも健在でした。

あと、舞台版とは違うところもちらほら。

1幕の「Puttin' On the Ritz」は映画版には登場せずちょっと「おっ?」と思ったのと、
(※パンフレットに”楽曲追加”のハナシがチラッと書いてあったような)
2幕の冒頭で披露されていた「Piccolino」は映画版ではラストの見せ場で使われていたのが印象的でした。

演出でいろいろ変化するところも見比べの楽しいところかと。

こうなってくると宝塚歌劇団のバージョンも見てみたいなぁと思った次第。
音源がitunesで手に入るほか、ディスク版があることを確認しているので機会があれば…と思っているところです。

音源はこちら↓