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すきなものちまちまつまみぐい

TTT 戸惑いの惑星/ざっくりストーリーひとまとめ

公演日・会場:2017年2月7日(火)@東京グローブ座

(※公演の感想は別記事にてまとめています)

・プロローグ
最初は"トニセン"として登場。
→実は長谷川が"グローブ座でしゃべっている井ノ原"に「接続」しているという風の演出が後に入る。
(自分は"井ノ原"なんだと思い込んでいる)…

開演のベルは今回は生音。(作業服姿の"黒子"さんが手にベルを持って登場)
注意促進のアナウンスもトニセン3人で一人ずつ述べていく。
その間、"黒子"さんが5,6人現れ、3人の前を堂々と通りながら箱を除けたり、椅子を設置したりする。
もろもろの作業が終わり、最後に現れたのはピアニカを持った女性(ピアノの荻野さん)。
手紙を渡し、「戸惑っていることは何か」を(無言で)3人に問う。手紙の内容は物語の伏線でもある。

"長野"…宇宙のこと
天の川の距離(何故かF1のクルマの速さで例えを出す)についてや、宇宙は有限で今も膨張を続けてること、
人は自分と通じる"星"を必ず持っている(なんだかウルトラマンっぽい)ということについて語る。

"坂本"…占いのこと(昔PARCO裏の占い屋に行ってたらしい)
占いを好きでよく見るが、占いで先のことを見透かされるのが怖い、
全ては運命で決まっているのかなどを疑問に思っているという。

"井ノ原"…"最近見た夢の話"
ディズニーランドの"クラブ33"に行った(という夢を見た)という話。
トイレの通路がアトラクション状態で、怖くなって引き返したところ、
大勢のミッキーに逢い、「本当に"自分"は"一人"なのか」という疑問を投げ掛けられたという。

→この辺りから坂長が"本人役"から"役柄"に変わり始める。

「自分がイノッチだ」と言う"坂長"に"井ノ原"が振り回され、
「君は"ハセッチ(=長谷川)"だ」と指摘された時、"井ノ原"は自分が本当は長谷川だったと言うことを思い出す。
→このあとの「入院シーン」では若干"井ノ原"が残っていたようで、
見舞いに来た三池を「坂本くん」、由利を「長野くん」と呼んでいる。

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・Change your distiny(管楽器入りバージョン)

あるメールで呼び出された三池、由利、長谷川の3人。
箱の上の手紙を読み、中から出てきた楽譜と管楽器で楽曲を演奏する。
→楽曲の作者は由利の妹。三池への恋心を綴ったものらしい…。
→呼び出したのは長谷川ではないかという推測が後になされる。

その後、長谷川は病状の悪化で昏睡状態になり、見舞いに来た三池と由利は彼の書いた「小説」に目を通すことになる。

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不惑

小説家を目指した"長谷川"が行き着いた職業は「手紙代行業」。
その事務所に行く途中で似顔絵の露天販売をする"三池"と再会する。
「独創的な絵」に目を見張る"長谷川"は仕事の相談を"三池"に持ちかけるが、
ゴーストライターは止めた方が良い」と忠告をいれる。
→「阿修羅像のような絵を描かれ怒って帰った客」が出てくるが、
"現実世界"では、その後交通事故に遭い死んだということになっている。

場面が変わり「絵の力の事を知りたい」という"由利"に呼び出された"三池"は、
"由利"の理解しがたい内容の話に立腹しその場を立ち去る。
その後、現れた教授(井ノ原)に資金繰りが困難であることを告げられるが、
"由利"は応援してくれる妹のためにもと研究を続けることを告げる。

小説の中に自分たちの行動がそっくりそのまま出てくることに驚く三池と由利。しかし、まだ答えは姿を表さない…

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・オレじゃなきゃ、キミじゃなきゃ

「手紙代行業」の仕事を始めて3ヶ月経った"長谷川"は、優柔不断な"マダム"(長野)や"チンピラ"(坂本)などといった
個性的?な案件の手紙を手掛けるようになる。が、このころから、彼の中で「病気」が姿を表すようになる。
一方、"由利"は自分の研究を認めてもらうために奔走するも周囲の感触はあまり良くなく、途方に暮れてしまう…

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・Sing!

"大金が入った"という"三池"と再会する"由利"。
気分の良い"三池"はある女性に一目惚れした話を始め、
その時の感情を表現するために急に歌い始める(ほぼ100%"マサさん"状態)
その後、家に呼び、彼女の"似顔絵"を描くが、それを見た彼女は泣き出し、彼の元を去ってしまう。
さらに、彼の元へ"やさしい別れの手紙"が届き、悲観に暮れる"三池"。
また、"由利"も、最愛の妹を亡くし、後を追うように母親(坂本)からの手紙で
スプーン曲げのトリックをバラされるという衝撃の事実に突き当たっていた。
教授の慰めもそこそこに、"由利"もまた、悲しみに暮れるのだった…

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・ちぎれた翼

いつの間にか長谷川の書いた「小説」に迷い混んでしまった三池と由利。
知るはずのない自分たちの情報を何故長谷川が知っているのか、彼のかかった病気との兼ね合いから推測をする二人。
そして、自分たちは本当は「小説」の登場人物の一人に過ぎないのでは…という仮説に行きつく。
そして、この不可思議な状況から脱出するために、唯一の"扉"であるトイレの扉を開くことに。
何故か強気な由利に使われる三池。(ハードロックヒーローもしくはホールドアップダウンの坂長みたいな…)
最初の開閉時は強い光と音が炸裂し、怯んでしまう2人(と観客)。
しかし、"意思を強くもって"開いたとき、扉の先は夜空とも海中ともつかない幻想的なものとなり、
(冒頭のトークで"井ノ原"が語った夢の内容に登場するもの)
中から姿を現したのは病院で眠っているはずの長谷川だった。

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・days -tears of the world-
長谷川からのメッセージを読む三池と由利。
そこには、"やさしい別れの手紙"が長谷川の代筆によって書かれたものであり、
差出人は由利の妹であったことが判明する。
そして、この時、由利から、妹が本当は渡したかったであろう"出せなかった手紙"が三池の手へと渡る。

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・Change your distiny

長い眠りから覚めた長谷川を再び見舞う三池と由利。長谷川は2人が夢に出てきたと指摘する。
その後、絵に再び向き合うことを決めた三池は長谷川の"似顔絵"を描かせてほしいと頼み、
長谷川も乗り気でモデルとなる。
(この時、似顔絵稼業をちらつかせ「お金とるの?!」と多いにツッコまれる)
そして、出来上がった絵を見た長谷川は「これが僕だ」と一言発するのだった…

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(※この文章は観劇後、記憶や雑誌記事等で思い出しながら作成したもののため、一部間違いがある可能性があります)